馬を洗ってる人を見たよ!汗もかいてるし、僕も洗ってあげた方が良いと思うんだけど、どうやってやるんだろう…?
そんな疑問にお答えします!
馬を洗うのは手間ですが、その分、汚れも落ちるし馬も喜びます!
今回は、馬の洗い方について、解説しますね!
馬を洗う効果
ブラシではとれない、馬の肌の汚れを洗うのがシャワーです。
なので、表面の毛だけ洗っても意味はありません。ゴムブラシなどの尖ってない道具で、地肌までこすってあげて下さい。
また、体を冷やせば熱中症予防になります。ただ、こちらも表面だけでは効果がありません。時間をかけて、全身を冷やしてあげましょう。
馬を洗う際の注意点
馬を洗う際の注意点は、主に3つです。
- シャンプー選び
- 水の温度の確認
- 水に対しての反応の確認
解説していきますね。
馬にもシャンプーは使えます。
ただ、人間用のシャンプーを使うのは、少し控えた方が良いと思います。理由は匂いが強すぎるからと、求められてる成分が違うからです。
人間用のシャンプーは、「髪の毛をどう綺麗にするか」という目的で作られている物が多いです。
ですが、馬の場合は、毛ではなく肌を洗いたいんですね。なので、そもそも求められてる成分が違うんです。
また、馬は人工的な匂いを嫌います。いかにも良い匂いでしょ!っていう、強すぎる匂いですね。
中途半端にシャンプーを使うくらいから、逆に使わず、お湯だけで洗った方が良いでしょう。
ネットでは、馬用のシャンプーというものも売ってます。良かったら、調べてみて下さい。
人によっては、「蹄はお湯ではなく、水で洗ってほしい」という話を、聞いたこ事があるかもしれません。
なので、体を洗う時の水温を気にする人もいると思います。
これについては、お湯で洗って構いません。僕たちが心地良いなと思う温度で、洗ってあげてください。
馬の温泉、というのもありますからね。お湯が全て悪いわけではありません。 ただ、洗った後の手入れを忘れないようにしましょう。
馬の中には、水をかけられる事が極端に嫌いな馬もいます。
そういった馬に、遠慮なく水をかけると、洗い場のヒモやチェーンを引きちぎるくらい大暴れしてしまいます。
水に慣れてもらうことも出来ますが、それは、しぐさなどで馬の反応がわかる人がする事です。
最悪、「洗い場は怖い場所」という認識になってしまったら、洗い場に入らない馬になってしまいます。
無理やり水をかけることはせず、反応を伺いつつ行いましょう。
馬の洗い方
馬を洗う順序は、以下の通りです。
- 水を体の端からかける
- ブラシなどで、地肌を意識して洗う
- 水を切るのを忘れずに
- タオルで拭いてあげる
解説していきますね。
まずは脚の先など、体の端からかけてあげましょう。
先ほど言った、反応を確かめる意味もありますし、水温に慣れてもらう意味もあります。人間が、プールに入る前にシャワーを浴びるのと一緒ですね。
いきなり全身にかけるのは、心臓に悪いので、やらないようにしましょう。
オススメはプラスチックブラシか、ゴムブラシですね。水に負ける事なく、体を洗う事が出来ます。
シャンプーを使う際は、一度体全体を濡らしてから、シャンプーをかけてあげて下さい。
特段、水が嫌いな馬でなければ、ブラッシングをしてる時より、大人しいと思います。
距離には気を付けてほしいですが、しっかり洗ってあげましょう。
怖い人は無理をしなくて良いですが、見落としがちな場所が、後ろ脚の股の間です。
ここはデリケートなので、ブラシではなく素手ですね。尻尾を持ち上げて、汗を流してあげて下さい。
体を洗い終わったら、水きりですね。
水切りには、汗こきという道具を使います。靴ベラのような形をしたものや、ワイパー型のものがありますが、形は特に気にしません。
首から順番に、前から後、上から下に水を切ってあげましょう。
先程念入りに洗った尻尾の近くや、前脚の付け根は、水気が残りやすいです。注意してください。
最後に、タオルですね。なるべく大きめのタオルで拭いてあげて下さい。
注意することは2つ。
1つは、怖がる馬もいるので、馬の横でタオルをバサバサしない事。
もう1つは、体から脚へ、上から下にという順番を絶対に守る事です。
なんとなくイメージはつくと思いますが、体を洗うと、水と一緒に、汚れも上から下に降りていきます。
そうすると、一番下の脚がに、一番汚れた水分が残ってるんですね。
わざわざ汚れた水を、体に付ける必要はありません。体から脚という順番は、絶対に守って下さい。
念を押したい方は、脚用の小さいタオルを別に用意するのも良いですよ。
まとめ!
今回は、馬の体の洗い方と、注意点について解説しました!
ただ洗ってあげるでも正解なんですけど、意外とポイントも多いものなんです。
いちいちうるさいなと思うかもしれませんが、時間にしたら、かかっても十数秒です。
体を洗ってくれるという事は、馬の事を考えてくれているという事。少しだけ、気を遣ってみて下さい。
大事な馬は、しっかり洗って健康を保ちましょう!
ご覧いただき、ありがとうございました!