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雨の日の乗馬!騎乗時に、何を注意すれば良い?

雨が降ってるけど、馬には乗れるみたいだね…。晴れてる時と、何か注意する事は違うのかな?滑ったりしない?

そんな疑問にお答えします!

 

乗馬は、晴れの日だけでなく、雨の日でも行えるスポーツです!

競馬も乗馬も、軍隊によって発展したのですが、その時に雨でも乗ったり走ったり訓練をしていたなごりですね。

 

今回は、雨の日の乗馬で注意する事について、解説していきたいと思います!

MEMO
記事の最後には、同じ内容を解説した動画もあります!youtubeでは、1日1つ、馬の知識を届けてるので、興味がある方は、チャンネル登録をしていただければ幸いです!

  

雨の日に注意する事

今回、雨の日の注意として紹介する項目は、以下の8つです。

 

  • 馬のバランスを起こしておく
  • 手綱の引っ掛かりを強くしておく
  • 馬の様子に注意しておく
  • 回転時、馬体を倒しすぎない
  • 「今、滑っても大丈夫か」を意識
  • 集中を切らない
  • 先に蹄油を塗っておく
  • 騎乗後、馬をしっかり拭く

 

1つ1つは大した事ありませんが、雨で濡れて寒い中、これらを一度に考えるのは、意外と難しかったりします。

 

くれぐれも無理せず、自分の体を大事にしてくださいね。

 

1.馬のバランスを起こしておく

こちらの記事でも解説してますが、馬は基本的に、バランスが前に傾いてる動物です。

乗馬における、重心とバランスの確認方法(前後編)

 

そのため、「馬を邪魔しちゃいけない」と、手綱を楽にしている事が原因で、逆に馬が脚を滑らせるという事があります。

 

少なくとも、首の付け根にある「キ甲」よりも、頭が下がっていないようにしましょう。

 

地道な事ですが、これだけでけっこう滑りやすさは変わります。

 

2.手綱の引っ掛かりを意識しておく

とはいえ、「ずっと引っ張りっぱなし」も滑る原因なんですね。

人間に引っ張られてるせいでスムーズに動けなければ、馬の動きはぎこちなくなります。

 

また、馬によっては、「乗り手が重さを支えてくれるから」と、逆に頭を下げる場合もあります。

大事なのは、「人間が引っ張り続ける」ではなく、馬自体に滑らないバランスをキープしてもらう事なんです。

 

そのため、指にかかる手綱の重さを意識しておきましょう。

頭が下がって手綱が引っ張られ、指への負担が重くなった時だけ、「ちょっと」と引き返してくれれば構いません。

 

常にクンクン引っ張ってろとは言いませんが、馬が頭を下げきる前に引かなければ、持ち上げるのに腕力が必要になります。

その時の人馬の状況にもよりますが、4歩に1回くらいは確認しても良いかもしれません。

 

3.馬の様子に注意しておく

晴れの日でも注意する事ですが、雨の日は特に重要です。

なぜかというと、馬は元気になると、周りの状況を気にしなくなるからです。

 

頭の中が、走りたいという感情でいっぱいになって、他の事を考えられなくなるんですよね。

そうすると、足元を見ずにモジモジしたりして、結果的に足を滑らせるんです。

 

人間が特に悪い事をしていなくても、馬の様子には注意しておきましょう。

 

4.回転時、馬体を倒しすぎない

馬のカーブには、2種類の方法があります。

「体は真っ直ぐのまま、体重を傾けて行うカーブ」と、「体を折り曲げ、バランスを起こしたまま行うカーブ」です。

 

詳しくは、こちらの記事で解説しています。興味があれば、ご覧下さい。

あなたが求める曲がり方はどっち?乗馬の2種類のカーブを解説

 

このうち、体重を傾けて行うカーブは、雨天時に注意が必要です。

バイクのスリップと同じように、足の踏ん張りで支え切れないと、つまずいたり、転倒したりする原因になるからです。

 

ブリティッシュの場合、ほとんどのカーブは体を折り曲げるカーブです。

ですが、速度に乗った状態でのカーブや、ウエスタン馬術の場合は、体を傾けるカーブをする事も有り得ます。

 

「体重を起こしながら曲がる」。この意識を、忘れないようにしましょう。

 

5.「今、滑っても大丈夫か」を意識

馬だけでなく人間も、何かあった時の準備は必要です。

「今この瞬間、滑っても大丈夫か」を、事あるごとに確認する癖をつけましょう。

 

純粋に、頭の中で想像していただくだけで大丈夫です。

今馬が、急に走り出したら。横に跳ねたら。つまずいたら。自分は大丈夫かを想像してみて下さい。

 

手綱の張り。騎座。拳の位置。脚の位置。腰の収まり具合など、チェックポイントは多くあります。

 

イメージだけでも、「馬がこうしたら、こう」という確認は、しておいて損はないですよ。

 

6.集中を切らない

雨の日に一番大変なのが、これまで解説した事を意識し続けるという事です。

 

雨って、意外と集中力を削ぐ原因になるんですよ。

寒い。水滴が垂れてくる。指示が聞こえない。前が見えない。晴れの日なら普通に出来る事でも、なかなか難しくなってしまいます。

 

その上で、いつも以上に馬の事も気にしないといけなくなると、人によっては自分のキャパシティを越えてしまいます。

また、寒くて手がかじかむと、指の開閉もできなくなり、手綱の操作が困難になるのも怖いところです。

 

雨の中でも、馬に乗ろうと思っていただけるのはありがたいです。ですが、くれぐれも無理はしないで下さい。

 

7.先に蹄油を塗っておく

詳しくはこちらの記事で解説していますが、馬は、蹄の裏から水分を吸い上げ、蹄の保湿に使っています。

蹄油の塗り方や効果を解説!場所やタイミングも関係あり!

 

そのため、馬場が水たまりの時に頻繁に騎乗を続けると、汚い水を吸い上げるだけでなく、爪がふやける原因にもなります。

なので、騎乗した後ではなく、騎乗する前に蹄油を塗るのも、雨の日ならではのポイントです。

 

なお、1日にその馬に乗る方全員が塗ってしまっても塗りすぎになるので、一応事前にスタッフの方に確認してみて下さい。

 

8.騎乗後、馬をしっかり拭く

これも騎乗時の注意ではないですが、騎乗後は、自分と馬の体をしっかり拭きましょう。

 

人馬共に、風邪を引いてしまっては元も子もないです。地道な事ですが必ず行ってください。

 

まとめ

今回は、雨の日の乗馬で注意する事として、8つの項目をお話ししました!

 

一つ一つは、当たり前の事かもしれません。ですが、途中でもお話しした通り、これらを雨の中でやるからこそ、なかなか面倒になってきます。

 

また、乗り手が自分の事だけに意識を割けば、その分、馬に注意が行かなくなります。

 

重ね重ねになりますが、雨の日はレッスン内容などを工夫し、無理をしないようにしてくださいね。

 

ご覧いただき、ありがとうございました!

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