【お知らせ!】youtubeのチャンネル登録者数が2000人を突破しました!ありがとうございます!

乗馬で手が上がる理由は?解決策と練習方法を解説!

馬に乗ってると、どうしても手が上がっちゃう!「手!」って言われても、上げたくて上げてるわけじゃないのに…。どうしてだろう?

そんな悩みにお答えします!

今回は、なぜ手が上がってしまうのかについて、理由と、その解決策をお話しします!

MEMO
記事の最後には、同じ内容を解説した動画もあります!youtubeでは、1日1つ、馬の知識を届けてるので、興味がある方は、チャンネル登録をしていただければ幸いです!

手が上がってしまう理由

結論ですが、主に3つです。

  • 体と一緒に持ち上がってしまう(軽速歩の場合)
  • 怖くて体が縮んでしまっている
  • 加速についていけない

ただ、どれも共通して言えるのが、皆さんがなりたくてそうなっているわけではないという事です。

なぜか、気付いたら上がってるんですよね。非常に厄介な問題です。

解説していきますね。

体と一緒に持ち上がってしまう(軽速歩の場合)

これは、軽速歩の場合ですね。

軽速歩って、馬が走るのに合わせて、立ったり座ったりするじゃないですか。

その時に、腕が固まったまま、体にくっついているから、体と一緒に上下しちゃうんです。

これは、頭で分かれば非常に簡単に治ります。後程お話ししますね。

怖くて体が縮んでしまっている

人間は、怖かったり、驚いたりすると、筋肉が固まってしまいます。

お化け屋敷で怖がる人ってイメージをしてみると、誰もが「小さくなって自分の体を抱えてる姿」を想像すると思います。

というのも、体を小さくするのは、人間の生き物としての防御反応の一つなんですね。こればかりは、頭じゃどうにもできないんです。

加速についていけない

一番多いパターンがこちらです。

イメージしやすいのは、背もたれのないジェットコースターに乗っている状態ですね。

ましてや、馬はシートベルトもないし、安全バーといっても、頼りない手綱一つです。

結果、発進!と言った瞬間、体が加速に負けて置いてかれてしまうんですね。

加速に負けると、上半身は後ろに置いてかれるし、腕は上がるし、脚は流れてしまいます。

馬の上で姿勢を保てない原因のほとんどは、これと、揺れに体がついていかないの2つで良いでしょう。

具体的な対策方法

手が上がる悩みについてのアドバイスは、以下の3つです。

  • 肘を柔らかく使えるようになろう
  • 焦らず、ゆっくりな速さから、徐々にレベルを上げていこう
  • 体でバランスをとれるようになろう

1つずつ、解説していきましょう。

肘を柔らかく使えるようになろう

軽速歩の話ですね。

僕たちが持っている手綱は、馬の口の中に入っている「ハミ」という道具に繋がっています。手綱が動けば、口の中のハミも、もちろん動きます。

さて、軽速歩中、体と一緒に拳も上下した場合、ハミはいったいどうなるでしょう?

これは、すぐ分かると思います。体の上下と合わせて、口の中でガチャガチャしますよね。

実は馬にとって、これは非常に厄介なんですね。

何かの指示?とも考えますし、走った瞬間にガチャガチャが始まるから、ブレーキとも勘違いしますし、何よりイライラを招く原因になるからです。

なので、軽速歩って、立っている時と座っている時で、拳の位置を変えないでおく必要があります。

意外と、この説明を受けてない人が多いんですね。そもそも拳を下げておく必要性を認識してない方も居ます。

でも、こうやって理由を知る事で、今後は意識することが出来ると思います。

方法ですが、立つ時は軽く肘を伸ばし、座る時は軽く肘を曲げましょう。

大事なのは、立ってる時も、座ってる時も、拳が同じ位置にあるかどうかです。馬の首の付け根から5cm上だったら、それを変えないようにしましょう。

自転車の空気入れを入れてるように、肘を柔らかく出来ると良いですね。あそこまでオーバーにやる必要はないですが、参考になると思います。

と言っても、サドルホルダーという、鞍の前についている輪っか部分を持っている時は、皆さん拳が動かないから、自然に肘を使ってるんですよ?

あとは、同じように出来るかどうかです。

焦らず、ゆっくりな速さから、徐々にレベルを上げていこう

少し前に、乗馬マシーンというものが流行ったのを、覚えているでしょうか?

歩いている時の馬の動きを再現していて、フィットネス効果があると言われたマシーンですね。

例えば、皆さんにあのマシーンに乗っててもらうとしましょう。

30分後に見に来るからね、じゃーね!と僕が居なくなりました。

ところが僕は、実は5分ごとに、皆さんに気づかれないようにそそくさと現れ、リモコンでマシーンの速さを一つずつ上げていってました。

果たして30分後、6段階も速さが上がったマシーンに、皆さんは乗ってられたでしょうか?

これ、ほぼ100%の方が乗ってられると思うんですよ。

なぜなら、最初と同じ体の使い方を、徐々に大きくすればいいわけですし、皆さんが動きに慣れるからです。

これは、実際の馬にも共通するんですね。

最初からレベル最大の馬に乗ったら、そりゃ体がついていきませんが、段階を踏んでいけば、体をオーバーに使う事に抵抗がなくなるんですよ。

皆さんの多くが、車に乗っていると思います。子供の方でも、運転は未経験でも、乗った事はありますよね。

車ってだいたい、馬よりも速いスピードで走ってますよね。でも、皆さん怖くないと思います。

ということは、皆さんは、速さが怖いわけではないんですね。

その速さによって、自分の体が思い通りにならない事が怖いんです。

段階、という言葉が大事です。余裕を持てる所から、徐々に出来る事を増やしていきましょう。

体でバランスをとれるようになろう

極端な話ですが、手綱を引っ張らない為には、腕に頼らないバランスが必要です。

足という木の根っこ、上半身という木の幹で耐えられないから、手綱という命綱を使うわけですね。

これについては、ただ「拳を下げる」という意識だけしても、直すことは不可能です。

だって、そこで手綱を引っ張らなかったら、体が飛んで行っちゃいますから。最初に言った通り、なりたくてそうなっているわけではないんです。

ではどうすれば良いのでしょう?

結論、ゆっくりのスピードから、手綱を放しても乗ってられるようにしていきましょう。

実際に放す必要はないですよ。危ないですからね。

ですが、仮に1秒くらい放しても、体だけで乗ってられるなくらいの余裕が無いと、手綱に頼らないのは難しいと思います。

加速に負けない姿勢についての解説は、別の記事で詳しく解説しています。興味があれば、ご覧ください。

加速に置いてかれる理由と、安定する方法!(姿勢編)

ただ、ここで簡単にいうと、「バランス」で乗る事が大事です。

「バランスは悪いけど、しがみついてるから落ちない」では、そのうち限界が来てしまいますよ。

まとめ

今回は、手が上がってしまうという理由と、解決方法をまとめてみました。

軽速歩については、「そう教わっていなかった」が原因の事が多いですが、それ以外は大体、手綱を引っ張らないと安心できないという理由です。

正直な話、これって皆さんだけが原因ではないんですよ

例えば「ゆっくりで練習したいんだけど、周りに合わせなきゃいけないし」とか、「一番ゆっくりと言われるスピードですら、この馬は速い」といった、自分以外が原因の場合もあります。

ですが、そんな中、「自分に原因があるんじゃないか」と、この記事を見に来てくれた皆さんは、本当に素晴らしいと思います。

正直な話、どれも「頭でわかっても、実際にやるのは難しい」という内容だと思います。その通りです。

ですが、焦る必要はありません。誰でも最初はそうでした。

一つ一つを難なくこなせるようになれば、次第に慌てずに乗れるようになってきます。一緒に頑張っていきましょう!

ご覧いただき、ありがとうございました!

お知らせ!

youtubeにて、ホースアカデミアの部員を募集してます!
有料にはなってしまいますが、馬の知識を
さらに深められるサービスです!

興味がある方は、以下の記事をご覧ください!

有料メンバー(部員)のご案内

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)