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お金をかければ上手になる?乗馬での、良い指導員について

乗馬って、どうすれば上手くなるの?お金をかけたら、すぐ上手になれる?

そんな疑問にお答えします!

今回扱う内容は、以下の2点です。

  • 乗馬の悩みは、お金をかければ何とかなるものなのか?
  • 馬を扱うレベルを上げたい場合は、結局どうすれば良いのか? 

あくまでも僕個人の考えになるので、参考になるかは分かりませんが、興味がある方はご覧ください。

MEMO
記事の最後には、同じ内容を解説した動画もあります!youtubeでは、1日1つ、馬の知識を届けてるので、興味がある方は、チャンネル登録をしていただければ幸いです!

「お金をかける=上手になれる」ではない

結論、乗馬は、「お金をかける=必ず上手になれる」ではありません。

理由は簡単です。馬はお金の価値を知らないからです。

もし馬が、お金を見て、「今日は言う事を聞いておこう!」って目を輝かせるなら、良い子になってくれるでしょう。

でも、そうではないですよね。

また、お金をかける事で、自らの苦手分野って、改善されますか?されないと思うんですよ。

そうすると、お金なんか関係ない馬には、出直して来いと言われてしまうわけですよね。

お金をかける事のメリットはもちろんあります。道具の質が変われば、難易度は簡単になるかもしれませんし、質の良い馬に乗れれば、段階的に課題を克服できる利点もあります。

ですが、お金で全てが解決できるわけではないという事を覚えておいてください。

お金をかけるのは、教わる人

では、乗馬において、一番重要視する場所はどこなんでしょうか?

それは、教わる人選びだと思います。

以前から、他の記事でもお話ししていますが、乗馬は教わる環境で全てが変わります。

その中でも、馬と接する楽しさや、馬という動物への考え方など、全てに影響を与えるのが、皆さんに乗馬を教えてくれる方です。

もちろん馬も大事なんですが、「どんな馬でも乗りこなしたい」と考えている人であれば、話は別ですよね。

皆さんは、教える人が作った道に沿って、乗馬を習っていくわけですからね。その人がどんな方なのかというのは、とても大事な要素になってきます。

そこでここからは、良い指導員はどんな人?というお題で、いくつかポイントを紹介していきます。

なお、あくまでも、僕個人の考えです。特定の誰かを攻撃しているわけではないですし、言ってる僕が、それを叶えてないと言われないように頑張りますね。

良い指導員の条件

良い指導員の特徴として、今回は4つ、お話ししたいと思います。

  • 目線を下げて説明してくれる人
  • 色々なパターンの指導が出来る人
  • 自分と、言葉選びや、例え方の波長が合う人
  • 馬が好きな人

解説していきますね。

目線を下げて説明してくれる人

乗馬の指導って、人によって言い方こそ違いますが、全て「既に出来るようになった人」のお話なんですね。

既にお金持ちになった人が、「お金なんて稼ぐのは簡単だよ」って言ってるようなものだと思うんですよ。成功体験を積んだ人は、簡単そうに言いますが、実際これからチャレンジしようとする人にとっては、「本当に大丈夫なのか分からない、不安な事」なんですね。

そんな方に必要なのは、小さな事でも良いので、成功体験になります。実際にやってみて、成功したという経験が出来るから、大丈夫だと思うわけです。

ただ、乗馬の場合、ミスは怖い目にあうんですよね。だから初心者は、ミス=しちゃいけないものと考えてしまいます。

ですが、そうではないんですね。パソコン技術を一番手っ取り早く覚えるには、色々な事を試していじり倒すのが良いと言われますが、馬も同じです。

なんて言ったって、言葉も通じなければ、人間と違う体の仕組みやルールを持っている動物です。手当たり次第で付き合ってみなきゃ分かるわけがないんですよ。

ただ、それだと間違った指示をしちゃうかもしれませんし、何かあった時に制御が出来ないじゃないですか。そんな時に、ちょこっと訂正してくれれば良いんですよ。

指導員って、あくまでも皆さんの補助なんですね。

それなのに、偉そうに指示だけしている人を見ると、それって「レッスン」なの?って思います。

分からなければ、分からない説明をしているその人が悪いのです。皆さんが悪いわけではありません。

最初は出来なくて当然なんです。それを知ってて、皆さんは、お金を払って来てくれているわけです。「技術を教わりに来ている」のであって、「怒られに来ている」のではありません。

しっかりと、皆さんレベルに目線を落として、「ガイド」をしてくれる人を選んでくださいね。

色々なパターンの指導が出来る人

例えば、脚が極端に長い人と、脚が極端に短い人で、同じレッスンが出来ると思いますか?出来ませんよね。

ですが、1つの教え方しか知らない人って、その1つでしか教えられないんですよ。

乗馬を習いに来る人は、色々な方が居ます。体型や筋肉量も違いますし、馬への印象や、将来目指すところも変わってきます。

なので、幅広く、色々な教え方が出来た方が、もちろん伝わりやすいですよね。

ただ、こればかりは、経験が物を言います。経験が少ない若手指導員などは、仕方ないですが未熟な面もあると思います。

でも、この経験って、何も騎乗するばかりで得られるものではないと思うんですよ。

僕なんかは教える時に例え話をよく使いますが、あれって、違う出来事と、馬での経験の共通点が、日常の中でピーンと合うから生まれるものですよね。

色々なパターンの教え方が出来る人は、その分、馬に対してのアンテナが広いですし、色々な引き出しを持っています。また、一つの正解にこだわらないので、皆さんに合った騎乗スタイルを提案できるかもしれません。

ぜひ、探してみて下さい。

自分と、言葉選びや、例え方の波長が合う人

ちょっとした事ですが、これって、素晴らしい事なんですよ。

例えば僕なんかは、バイクに乗るのが趣味の人にはバイクの例えで、アニメや漫画が好きな人にはその中のワンシーンで説明をする事があります。

これって、分からない人には、全然効果が無いんですよ。常歩はギア1、速歩はギア2、駈歩はギア3って言ったって、車やバイクを運転しない人には分からないじゃないですか。

ですが、分かる人には、ドンピシャに噛み合うんですよ。これまでの自分の経験と、馬上での感覚がリンクするから、素早く自分の引き出しにする事が出来るんですね。

なかなか、こういった方に合うのは珍しいかもしれません。ですが、もし居たら、その人に、その人のありのままの言葉で、レッスンをしてもらって下さい。

僕なんかは「おがわ語」って言われてましたが、一気に馬を扱うレベルを上げるチャンスですよ。

馬が好きな人

本当の馬好きの方って、自分から色々な馬情報を仕入れに行きます。ほぼ趣味でやってますし、頼まれなくても苦労してでも馬に接してます。

乗馬でも、他の趣味でも、深くはまり込んだらどこまででも追及したくなるものなんですよ。そういった時に、自分を担当してる人が、自分よりはるか先を行っていて、しかもまだ走り続けていた方が格好いいじゃないですか。

改めて、自分の首を絞めないようにしたい話なんですけど、教える人って、「この人の熱意ってここまでなのね」と底が知れちゃいけないと思うんですよね。

本当に申し訳ない話ですが、乗馬施設で働く人の中には、仕事だからと働く人も少なからずいるんですよ。そういう人でも、皆さん以上に馬を扱えれば、スタッフとしては居られるわけですね。

ですが、乗馬のような趣味、娯楽って、興味の深さが、そのまま熱意へと繋がるんですよね。ディズニーランドに夢を持ってきた人が、「あ、こんなもんなんで」とキャストに言われたら、失望するじゃないですか。

当たり前ですが、今回挙げた4つの中でも、これが最重要になります。皆さんも、そんな方に会えると良いですね。

まとめ

今回は、お金をかければ乗馬は上手くなるのかという疑問と、良い指導員の条件に付いてお話をしました。

改めて、お金をかける事を否定しているわけではありません。要は、使いどころを考えようという話です。

個人的に、乗馬の上達における一番の近道は、良いなと思える指導員のレッスンだけを受け続ける事です。

そういう意味では、レベルがちょうど良いからと受ける、違う方のレッスン数回より、その方との1対1のレッスン1回の方が断然価値があると思います。それも、お金の使い方でしょう。

改めて、目の前の環境にこだわらず、広い目で、目標となる人を探してみて下さい。

まだレッスンを受けた事がない指導員だけでなく、雑誌、インターネット、他の会員さんなど、世の中には意外と多くの馬好きが溢れています。

宣伝みたいになっちゃいますが、もし身近にそういった方が居ない場合は、僕でもお力になれればと思っています。

自分がより楽しめる環境を作っていきましょう!

ご覧いただき、ありがとうございました!

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