【お知らせ!】youtubeのチャンネル登録者数が2000人を突破しました!ありがとうございます!

課題は集中力!物見の原因と対処法を解説!

馬が突然走りだした!何かに驚いたみたいだけど、怖いなあ…。臆病なのは知ってるけど、どうやったら落ち着いてもらえるの?

そんな悩みにお答えします!

レッスン中に、馬が何かに驚き、突然飛んでいくのを、物見と言います。

数ある問題の中でも、落馬に直結するものですね。なので、どうすれば防げるのか、悩んでいる方も多くいらっしゃいます。

今回は、物見が起きる原因と、その対策について解説したいと思います!

難しい内容ですが、知ってて損はありません。一緒に覚えていきましょう!

MEMO
記事の最後には、同じ内容を解説した動画もあります!youtubeでは、1日1つ、馬の知識を届けてるので、興味がある方は、チャンネル登録をしていただければ幸いです!

物見をされる原因

結論、物見をされる原因は「人の優先順位が低いから」です。

とても厳しい意見ですけど、本当に明確に言っちゃうと、これなんですね。

確かに、馬は驚きやすく、繊細な動物です。物見の直接的な原因は、馬がちょっとした事を危険だと認識するからでしょう。

ですが、物見は人の手で防ぐ事が出来るものです。

実際、オリンピックでは、観客に馬が驚くと、乗り手の制御不足として減点をされます。

また、障害馬術では、わざと馬が驚くようなバーを置き、それでも人間の言う事を聞くか、調教の成果を確かめる物もあります。

競馬でも、グランプリレベルの馬になれば、大歓声を浴びようが、気にせず走り続けます。

周りの環境以上に、騎乗者に集中しなさいと、指示が出来れば、馬は物見はしないんですね。

初心者の方には、めちゃくちゃな事を言ってると思います。これは馬が調教されてるからだとか、乗り手の技術が違うじゃないかという意見はごもっともです。

ですが、だからといって、物見をするかもしれない馬に、何も対策を知らずに乗り続けるのは怖いですよね。

改めて、知識として知っておきましょう。

解説するので、ぜひご覧下さい。

馬が物見をする理由

馬が物見をするメカニズムについて、お話をしましょう。

まず、おかしな物を馬が見つけます。馬にとって、自分が納得するまで確認した事が無い物は、全て怪しい物なので、人間が気にもしない物にも反応します。

本来、この時点で馬は逃げ出すんですが、人が乗っている時に限り、少しだけ違った行動をします。上の人に対して確認をするんですね。あれ何?大丈夫かな?と言った感じですね。

この時、人の方が明確に「気にするな」と指示をしてれば、馬はそちらに従います。怪しい物が何だか分かってるであろう人間が、大した事ないと言っているなら、言う事を聞いておけば安心ですよね。

ですが、この時、人間が怪しい物に気付いていなかったり、どう対応すれば良いのか分かってなかった場合、馬からしたらパニックなんですよ。

どうしよう、怖い物があるのに、上の人も頼れない…!そして、逃げ出すんですね。

まとめちゃうと、物見を防ぐ方法は、困った時に頼ってもらえる乗り手になるという事です。

どんなに怖い事が起きても、この人に従っておけば大丈夫という、馬にとってのヒーローになれば、物見はされません。

こちらの記事が、参考になるかもしれません。興味があれば、ご覧下さい。

物見をしない馬に育てるには?【結論:上手になるのが一番】

物見を防ぐ対策

では、どうやったら、この人なら大丈夫と思ってもらえるようになるんでしょう?

ポイントは5つです。

  • 馬より周りを見ておこう
  • 馬を、ボーッとさせないようにしよう
  • 手綱は張っておこう
  • 体重を分散させておこう
  • 素早く、正しい判断が出来るようになろう

解説していきますね。

馬より周りを見ておこう

これは簡単な話ですよね。馬よりも先に、危険を見つけて、早く対応するという事ですね。

ただ、自分と馬に対して余裕を持てないと、周りに意識って向けられないんですよね。口で言うのは簡単ですが、実際にやるのは難しいです。

馬を、ボーッとさせないようにしよう

ボーッとしてる所に、突然ショックを受けるから驚くわけですね。何かしらの身構えや気構えをしていたら、少しは軽減されるはずです。

教える人の話を聞いてる時間や、ずっと同じ内容のレッスンなど、暇な時間があるのは分かります。でも、そこで馬をボーッとさせてしまうのは良くないんですね。

ボーっとしてる馬の特徴として、動きにメリハリがなくなり、人間に頭の重さを支えてもらうようになります。だらーんとした状態ですね。なんとなく動いてればいいんでしょ、といった、流れに身を任せるような状態になります。

この状態でショックを受けると、寝ているような状態で驚く事になるので、ビックリして飛んでいくんですね。

わざと休憩させているわけじゃなければ、何かしら指示はしておきましょう。

手綱は張っておこう

手綱を短くしておけば、馬が驚いて急発進した時も、体が流されずに捕まってる事が出来ます。

手綱を張ってと言われるのは、この理由もあるんですね。たるんでる時間が、なるべく無いようにしましょう。

手綱を張った状態で、短く持っている時は、指のグーパーで、ハミの掛かりを軽くしておきましょう。ずっと引っ張られっぱなしになると、馬も窮屈になってしまいますよ。

体重を分散させておこう

手綱を張って、急発進に備えたら、次は横っ飛びの対策をしましょう。

真横のものに驚いた馬は、体ごと横にジャンプします。この時、お尻だけに体重を乗せていると、ダルマ落としのダルマの様に、その場に落っこちてしまうんですね。

足を深く伸ばし、鐙にも体重を乗せて、体が横に流れても踏ん張れるようにしておきましょう。

詳しくは、以下の記事をご覧ください。

バランス感覚ってどう鍛える?乗馬での重心の考え方! 体重の分散と、スリーポイントという考え方

素早く、正しい判断が出来るようになろう

馬が何かに驚いた時、逃げる判断よりも先に人間が指示をする事で、飛んでいくのを防ぐ事が出来ます。

ですが、そんな瞬時に、馬の驚き以上の指示をするのは、よほど自分の判断に自信を持ってないと出来ません。なので、初心者の方には難しいと思います。

逆に、物見なんて、大したことないと思えるようになったら、自分のレベルが上がったなと思ってください。

まとめ

今回は、物見が起きる原因と、その対策について解説をしました!

最初に言った通り、意図的に物見を防ぐのは、かなり難しいです。

臆病な馬が感じる恐怖を打ち消すくらい、明確な指示をしなければいけないわけですからね。なので、しばらくの間は、自分1人だけでは解決できないでしょう。

まずは、自分の出来る範囲で、レッスンをこなしましょう。

その中で、上手くいってるなという時間が合ったら、その時の自分の感覚に集中してください。

何が良いからそう思うのか、自分がどう体を使ってるのか、自分自身の言葉で身に付けて下さい。

そうやって身についた感覚が自分の武器になり、いざという時に役に立ちますよ!

ご覧いただき、ありがとうございました!

お知らせ!

youtubeにて、ホースアカデミアの部員を募集してます!
有料にはなってしまいますが、馬の知識を
さらに深められるサービスです!

興味がある方は、以下の記事をご覧ください!

有料メンバー(部員)のご案内

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)