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軽速歩で立てない方へ。姿勢やバランス、鐙の踏み方を解説!

軽速歩を習い始めたけど、馬が揺れてて上手く立てないよ。どうすれば、キレイに立てるようになるの?

そんな悩みにお答えします!

馬上での立ち方は、地上での立ち方とは違います。そのため軽速歩では、「立つ」という言葉の意味から、考えていく必要が出てきます。

今回は、軽速歩で立てない理由と、その対策について解説していきます!

MEMO
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軽速歩で立てない理由

結論から言うと、軽速歩で立てない理由は「立ち方」と「タイミング」です。

結論って言っておきながら2つありますが、これらは別に考えた方が良いと思います。

というのも、軽速歩は、馬の背中の突き上げを、体に受けない為の乗り方です。どんなに姿勢を作った所で、そこに突き上げを受けたら、崩れてしまいます。

今回は、「立ち方」について解説をしたいと思います。リズムについては、こちらの記事に回しますね。

軽速歩での立つタイミングと注意点!馬の着地に合わせよう!

立ち方で気を付ける事

軽速歩で立つ際に、気を付ける事は5つです。

  • 鐙を捉える
  • 手綱を短く持つ
  • 膝を曲げておく
  • 上に立たず、体重を前に移す
  • 立ちすぎない

解説していきますね。

鐙を捉える

椅子から立ち上がる時もそうですが、僕たちは立つ時に、足に体重を乗せて、お尻を軽くする必要があります。

思い切りふんぞり返って、お尻に体重が乗った状態で立ち上がるのは、とても難しいからです。

ここで一つ、イメージをしてもらいたいのですが、ふざけて犬にまたがってみるとして、全力で体重は乗せませんよね。背中にちょんと、お尻を付けるくらいに出来ると思うんですよ。

このように、僕たちは腰を落としつつも、足に体重を乗せる事は出来るはずなんです。でなければ、スクワットなどで腰を落としたら、そのまま戻ってこれずに尻もちをついてしまいます。

踏む!というよりかは、スタンプしておくくらいのイメージで大丈夫です。軽速歩をすると分かってるのであれば、立ってる時も座ってる時も、鐙の重さは変えないようにしておきましょう。

どうしたら、しっかりと踏めるのかは、別の動画で解説しているので、そちらをご覧ください。

鐙がずれる、外れる理由は?脱げない踏み方、教えます!

手綱を短く持つ

ちょっとした事なんですけど、意外と拳や肘の位置って、自分のバランスを左右するものです。

立ち上がった時に、体より後ろに肘がはみ出ると、重心が後ろになり、お尻から崩れ落ちる原因になります。気を付けてみて下さい。

膝を曲げておく

僕たちの体って、体の重心と、足を踏ん張るポイントは、同じ縦ラインになります。

椅子から立ち上がる時が良い例だと思うんですよ。僕たちが椅子から立ち上がる時って、足を後ろに引くか、よっこいせって体を前に倒すかで、足の踏ん張るポイントと体の重心の縦軸を合わせて立つんですね。

足を真っ直ぐ伸ばした状態では、お尻の重さを持ち上げられませんし、足が曲がってても、肩やお尻という重心が後ろに倒れていたら、同じく立ち上がれません。

そうすると、体を前傾させるか、足を引くかで、鐙の位置と重心の縦軸を合わせるしかないんですね。

ただ、鐙って、かかとに体重を乗せられないじゃないですか。なので、かかとではなく、つま先の方に体重が乗るように、膝を曲げておいて下さい。

なお、足が長い人は、膝を曲げると、鞍から膝が飛び出していくんですよね。解説は別の記事をご覧ください。

脚の位置や扶助にも影響?足が長い人のメリットデメリット!

上に立たず、体重を前に移す

馬が走ってる時、僕たちの体には、少なからず加速がかかります。

なので、加速への対応を考えることなく、ただ真っ直ぐ立ち上がっても、僕たちは後ろにバランスが崩れてしまいます。前から雨風が降いていたら、傘も前向きに差しますよね。

では、どうすれば良いかというと、加速がかかってる分、前向きに立ちに行く必要があります。

頭が引っ張られて、上に立ちに行くというよりかは、前に出した手に向かって体をスライドさせていきましょう。

鐙と、膝のお皿のグー1つ分下に体重を乗せるイメージを持つと、安定させやすいです。スネの骨の、一番上と一番下を、同時に固定するつもりで考えましょう。

この時、体を少し前に倒すと、足に体重が乗せやすいのでオススメです。肩、膝下、鐙が縦一直線になると、立ちやすいですね。

肩、膝下、鐙が一直線の図(鐙がずれてますが)

ただ、頭や肩から前に行くと、重心もバランスも前に飛んでいくので、あくまで真っ直ぐのまま体重を乗せに行ってください。

前傾を注意する人は多いですが、やりすぎる事が悪いだけです。無理に体を起こしすぎないようにしてくださいね。

立ちすぎない

リズムの回でもお話ししますが、僕たちが馬上で立っていられない理由に、「立ちすぎ」というものがあります。

軽速歩って、基本的に、馬が突き上げた分しか立つ必要はありません。例えば、馬の背中が2cmしか弾んでないのに、僕たちが10cm!と立ってしまうと、自分から崩れてしまう原因になります。

また、人間は大きく立てば立つほど、胴体に加速を受けますし、膝が伸びていきます。せっかく作った体勢を、自分からもろくしていく必要はありません。

馬の突き上げの力も借りたら、実際に立つ大きさってスマートフォン1個分くらいです。立つというよりかは、馬の力も借りて、腰を浮かすくらいに思っておいてください。

まとめ

今回は、軽速歩で立てない理由2つのうち、「立ち方」について解説をしました。

いかがでしょうか?お役に立てば幸いです。

多くの人が、馬の上で立てないのは、地上と馬上での立ち方の違いを理解してないだけだと思います。

加速が付き、揺れている馬上では、安定している地面と同じようには立てません。その違いが体に身につくまでは、やはり慣れが必要です、

ただ、なかなかここまで教えてもらう事も少ないと思うんですよ。

仕方ない事ではあるんですが、特に複数の人数を同時にレッスンする施設では、一人一人に今と同じ内容を話すほどの時間を割けないんですよね。なので、立つ、座るという2、3文字で省略をしてしまいます。

改めて、「立ち方」を覚えたら、次は「リズム」のとり方になります。軽速歩マスターを目指して、頑張っていきましょう!

ご視聴ありがとうございました!

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