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軽速歩で立てない方へ。姿勢やバランス、鐙の踏み方を解説!

軽速歩を習い始めたけど、馬が揺れてて上手く立てないよ。どうすればキレイに立てるようになるの?

 

そんな悩みにお答えします!

 

馬上での立ち方は、地上での立ち方とは違います。そのため軽速歩では、「立つ」という言葉の意味から考えていく必要が出てきます。

 

今回は、軽速歩で立てない理由とその対策について解説していきます!

 

MEMO
記事の最後には、同じ内容を解説した動画もあります!youtubeでも馬の知識を届けてるので、興味がある方はチャンネル登録をしていただければ幸いです!

 

 

軽速歩で立てない理由

 

結論から言うと、軽速歩で立てない理由は「立ち方」と「タイミング」です。

 

結論って言っておきながら2つありますが、これらは別に考えた方が良いと思います。

 

というのも軽速歩は、馬の背中の突き上げを体に受けない為の乗り方です。どんなに姿勢を作った所で、そこに突き上げを受けたら崩れてしまいます。

 

今回は、「立ち方」について解説をしたいと思います。リズムについてはこちらの記事に回しますね。

 

軽速歩での立つタイミングと注意点!馬の着地に合わせよう!

 

 

立ち方で気を付ける事

 

軽速歩で立つ際に、気を付ける事は5つです。

 

  • 鐙を捉える
  • 手綱を短く持つ
  • 膝を曲げておく
  • 上に立たず、体重を前に移す
  • 立ちすぎない

 

解説していきますね。

 

 

鐙を捉える 

 

椅子から立ち上がる時もそうですが、僕たちは立つ時に、足に体重を乗せてお尻を軽くする必要があります。

 

思い切りふんぞり返ってお尻に体重が乗った状態で立ち上がるのは、とても難しいからです。

 

ここで一つイメージをしてもらいたいのですが、ふざけて犬にまたがってみるとして、全力で体重は乗せませんよね。背中にちょんとお尻を付けるくらいに出来ると思うんですよ。

 

このように僕たちは、腰を落としつつも足に体重を乗せる事は出来るはずなんです。でなければスクワットなどで腰を落としたら、そのまま戻ってこれずに尻もちをついてしまいます。

 

踏む!というよりかは、スタンプしておくくらいのイメージで大丈夫です。軽速歩をすると分かってるのであれば、立ってる時も座ってる時も鐙にかかる重さは変えないようにしておきましょう。

 

どうしたらしっかりと踏めるのかは別の記事で解説しているので、そちらをご覧ください。

 

鐙がずれる、外れる理由は?脱げない踏み方、教えます!

 

 

手綱を短く持つ

 

ちょっとした事なんですけど、意外と拳や肘の位置って、自分のバランスを左右するものです。

 

立ち上がった時に体より後ろに肘がはみ出ると、重心が後ろになり、お尻から崩れ落ちる原因になります。気を付けてみて下さい。

 

 

膝を曲げておく

 

僕たちの体って、体の重心と足を踏ん張るポイントは、同じ縦ラインになります。

 

椅子から立ち上がる時が良い例だと思うんですよ。僕たちが椅子から立ち上がる時って、足を後ろに引くか、よっこいせって体を前に倒すかで、足の踏ん張るポイントと体の重心の縦軸を合わせて立つんですね。

 

足を真っ直ぐ伸ばした状態ではお尻の重さを持ち上げられませんし、肩やお尻という重心が後ろに倒れていたら、足を後ろに曲げたとしても同じく立ち上がれません。

 

そうすると、体を前傾させるか足を引くかで、鐙の位置と重心の縦軸を合わせるしかないんですね。

 

ただ鐙って、かかとに体重を乗せられないじゃないですか。なので、かかとではなくつま先の方に体重が乗るように、膝を曲げておいて下さい。

 

なお、足が長い人は膝を曲げると、鞍から膝が飛び出していくんですよね。解説は別の記事をご覧ください。

 

脚の位置や扶助にも影響?足が長い人のメリットデメリット!

 

 

上に立たず、体重を前に移す

 

馬が走ってる時、僕たちの体には少なからず加速がかかります。

 

なので、加速への対応を考えることなくただ真っ直ぐ立ち上がっても、僕たちは後ろにバランスが崩れてしまいます。前から雨風が降いていたら、傘も前向きに差しますよね。

 

ではどうすれば良いかというと、加速がかかってる分、前向きに立ちに行く必要があります。

 

頭が引っ張られて、上に立ちに行くというよりかは、前に出した手に向かって体をスライドさせていきましょう。

 

鐙と、膝のお皿のグー1つ分下に体重を乗せるイメージを持つと、安定させやすいです。スネの骨の一番上と一番下を、同時に固定するつもりで考えましょう。

 

この時に体を少し前に倒すと、足に体重が乗せやすいのでオススメです。肩、膝下、鐙が縦一直線になると立ちやすいですね。

 

肩、膝下、鐙が一直線の図(鐙がずれてますが)

 

ただ、頭や肩から前に行くと重心もバランスも前に飛んでいくので、あくまで真っ直ぐのまま体重を乗せに行ってください。

 

前傾を注意する人は多いですが、やりすぎる事が悪いだけです。無理に体を起こしすぎないようにしてくださいね。

 

 

立ちすぎない

 

リズムの回でもお話ししますが、僕たちが馬上で立っていられない理由に、「立ちすぎ」というものがあります。

 

基本的に軽速歩は、馬が突き上げた分しか立つ必要はありません。例えば馬の背中が2cmしか弾んでないのに、僕たちが10cm!と立ってしまうと、自分から崩れてしまう原因になります。

 

また、人間は大きく立てば立つほど胴体に加速を受けますし、膝が伸びていきます。せっかく作った体勢を、自分からもろくしていく必要はありません。

 

馬の突き上げの力も借りたら、実際に立つ大きさってスマートフォン1個分くらいです。立つというよりかは、馬の力も借りて腰を浮かすくらいに思っておいてください。

 

 

まとめ

 

今回は、軽速歩で立てない理由2つのうち、「立ち方」について解説をしました。

 

いかがでしょうか?お役に立てば幸いです。

 

多くの人が馬の上で立てないのは、地上と馬上での立ち方の違いを理解してないだけだと思います。

 

加速が付き揺れている馬上では、安定している地面と同じようには立てません。その違いが体に身につくまでは、やはり慣れが必要です。

 

ただ、なかなかここまで教えてもらう事も少ないと思うんですよ。

 

仕方ない事ではあるんですが、特に複数の人数を同時にレッスンする施設では、一人一人に今と同じ内容を話すほどの時間を割けないんですよね。なので、立つ、座るという2、3文字で省略をしてしまいます。

 

「立ち方」を覚えたら、次は「リズム」のとり方になります。軽速歩マスターを目指して頑張っていきましょう!

 

ここまでご覧いただき、ありがとうございました!

 

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