【お知らせ!】youtubeのチャンネル登録者数が2000人を突破しました!ありがとうございます!

手綱が緩むのはなぜ?張りを維持するための握り方を解説

なぜか勝手に手綱が緩む…。何回も持ち直してるし、首も振られてないのに、どうしてだろう?持ち方が悪いのかな…?

そんな悩みにお答えします!

今回は、手綱の張りを維持するための握り方について、解説しますね!

MEMO
記事の最後には、同じ内容を解説した動画もあります!youtubeでは、1日1つ、馬の知識を届けてるので、興味がある方は、チャンネル登録をしていただければ幸いです!

前提条件

さて、結論に入る前に、1つだけ前提条件があります。

それは、手綱の張りは「長さ」ではなく、「重さ」で覚えようという事です。

というのも、馬は首を動かして歩いたり走ったりする動物です。

なので、「正しい長さ」は常に変化しています。首を上げた時と下げた時、たたんだ時と伸ばした時で、持つ位置が変わるのは分かりますよね。

それに合わせて、持ち替えを繰り返していたら、レッスンはそれだけで終わってしまいます。

そのため、クルクル変わる基準ではなく、「指先に〇グラムの重さ」という統一の基準で考えましょう。

そうする事で、手綱の張りだけでなく、馬の唇をどれくらいの強さで引っ張ってるかにも、意識が向くようになります。

詳しくは、こちらの記事で解説しているので、興味があればご覧ください。

正しい手綱の長さは?なぜズレるの?元指導員が解説!

緩まないための握り方

さて、それを踏まえた上で、本題に入りましょう。緩まない握り方についてですね。

結論、僕からのアドバイスは、以下の2つです。

  • 薬指の引っかかりをメインに意識する
  • 拳の小指側を、自分に向ける

これだけ?って思う方もいると思います。

でも、本当にこれだけです。手綱の持ち方自体は、何も変わりません。

こんなちょっとした事ですが、それでも、首を振らない馬だったら、手綱が緩む事はなくなると思います。

解説していきますね。

薬指の引っかかりをメインに意識する

分かりにくいと思うので、解説映像をご覧ください(~03:08まで)

初心者の方は、握りしめるか、親指でしっかり挟む事で、手綱を固定するものだと思っている場合が多いです。

ですが、この方法だと、常に拳を握りしめていないと、手綱は緩んでしまいます。

立つ座るをしながら、揺さぶられながら、脚や姿勢にも意識を向けながら、それでも拳だけは全力で握りしめておく。

それは、正直難しいと思います。

また、鞭を持つと余計に緩むという方もいますが、それも、手綱を握りしめて止めようとしているからです。

鞭を握ってれば、その分拳に空間が出来ますし、グリップ部分が飛び出しているため、親指は拳の上からフタをする事が出来ませんからね。

これらの事から、握りしめる以外の方法で、手綱を固定する必要があります。そこで大事になるのが、薬指の引っかかりなんです。

手綱は、馬の口から薬指に引っかかり、そこで折り返して、親指の方向に伸びています。

この、折り返し部分をしっかり引っ掛ける事で、摩擦が生まれ、手綱の滑りを止めるポイントが出来るんです。

また、こうする事で、拳のグーパーという、プラスアルファの指示を使えます。

親指、人差し指、中指はそのまま、薬指と小指の開き具合を調整すれば、ハミのかかりをコントロール出来るんですよ。

拳の小指側を、自分に向ける

それと合わせて重要なのが、拳の小指側を、自分に向ける事です。

今お話しした薬指の引っかかりは、手綱がしっかり折り返されてるからこそ生まれるものです。

小指側を、馬の顔の方に向けていては、引っ張られた時に手綱がスルスルと抜けてしまいます。これでは、引っかかりは生まれません。

また、初心者の方が良く受ける、「腕を上げない」という指摘も、この引っかかりに関係しています。

というのも、肘関節を軸に腕をたたむと、拳の小指側は、どうやっても馬の顔の方を向くんですね。

乗ってる本人は、しっかり手綱を引っ張ってるつもりなんですが、実は手綱は滑りやすい形になっています。だから、「腕」と注意されるんです。

そこまで思い切り手首を寝かせる必要はありません。

ただ、ハミから伸びる手綱に対して、鋭角にはしてほしいですね。しっかり折り返しにする事が大事ですよ。

持ち方以外のポイント

持ち方については、以上ですが、それ以外で言えば、もう2点ほど意識してほしい事があります。

  • 拳の随伴
  • 手綱の持ち直し方

解説していきますね。

拳の随伴

馬は、速歩以外の歩様では、首を使って動いています。

そのため、拳をジッとしていると、馬の首が動く度、手綱が張ったり緩んだりしてしまいます。馬の首に合わせた拳の随伴が必要なんですね。

動かす、という意識ではなく、逆らわないくらいの感覚が良いですよ。

逆に動かし過ぎて、手綱が緩まないようにしてくださいね。

手綱の持ち直し方

手綱の持ち直し方として教わる方法に、「気を付け」があります。

片方の手で手綱を束ね、もう片方の手で持ちたい場所を持ち、割り箸を割るように左右に広げる方法ですね。

確かにこれは、左右の手綱の長さが均等になる、正しい方法です。馬術競技でも、手綱の持ち直しはこのように行います。

ですが、手綱が緩んじゃった程度を調整する度に。あるいは、馬に首を振られる度にこの動作をするのは、僕個人的にはもたつくだけだと思います。

個人的には、親指の方から出ている手綱を、反対の手で引っ張って、長さを調整した方が、素早さはあると思います。

さらに言えば、反対の手を使わず、指の動きだけで手綱を手繰り寄せるのも、出来た方が良いでしょう。

時間がある時に、ヒモなどを使って練習してみて下さいね。

まとめ!

今回は、手綱が緩まないために出来る事として、持ち方で2点、持ち方以外で2点をお話ししました!

1つ1つは、とても小さな内容です。ですが、こうしてまとめてみると、考えないといけない事って多いな…という印象ですよね。

ただ、最初は一気に出来ないのが普通です。

1つ1つを、自然に出来るようにしていくのが、一番の上達の近道なんですね。

全部を一気にこなそうとするのではなく、出来る事を少しずつ増やしていきましょう!

ご覧いただき、ありがとうございました!

お知らせ!

youtubeにて、ホースアカデミアの部員を募集してます!
有料にはなってしまいますが、馬の知識を
さらに深められるサービスです!

興味がある方は、以下の記事をご覧ください!

有料メンバー(部員)のご案内

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)