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馬を止めるのは力じゃない!芯を持ったブレーキの方法!

ブレーキしてるのに止まらない!手綱を引っ張る!と言われたから引っ張ってるのに、それでも止まらない。なんでだろう。自分の力が弱いのが悪いのかな。怖いなあ…。

 

そんな悩みにお答えします!

 

これ、非常に怖いですよね。その時に怖いのはもちろん、自分じゃ馬は制御できない!と突きつけられるので、乗馬自体が怖くなる原因にもなります。

 

今回は、芯を持ったブレーキをする方法について解説しますね!

 

MEMO
記事の最後には、同じ内容を解説した動画もあります!youtubeでも馬の知識を届けてるので、興味がある方はチャンネル登録をしていただければ幸いです!

 

 

結論:馬は骨格で止める意識をする

 

結論、馬は骨格で止める意識をしましょう。

 

意味が分からない!と思った方も居ると思いますが、一つだけイメージをしてみて下さい。

 

30kgの子供を抱っこしてって言われたら、皆さん出来ますよね?

 

確かに馬は首を振りますし、引っ張っても止まらない時もあります。でも、30kgのお米を持つ時と同じくらいズシッとした重さを、「全身」に感じてはいないと思うんですよ。

 

ではなぜ子供を抱える場合は、30kgの重さがかかっても大丈夫なんでしょう?

 

それは、重さがかかる方向に足が伸びてる関係で、骨が支えてくれるからです。

 

子供を抱っこしていたとしたら、重さがかかるのって下方向ですよね。そして、僕たちの足は下方向に生えてます。

 

骨って縮む事も無ければ、思い切りショックでもかからない限り折れる事もありません。だから僕たちは重いと感じながらも、下に伸びてる足が支えてくれるから子供を抱えてられるんですね。

 

同じ様に、引っ張られる方向に逆らうように骨を立てる事で、僕たちは馬に対して芯を持つ事が出来るんです。

 

だからこそ筋力でなく、骨格を意識してほしいんです。

 

とはいえ、いきなり骨格を意識しろと言われても全く検討が付かないと思うんですよ。

 

いくつか解説していきますね。

 

 

ブレーキをする際の具体的な方法

 

今回紹介する項目は、全部で5つです。

 

  • 手綱を短く持つ
  • ブレーキしたい時だけ踏ん張る
  • 一つのパーツに頼らず、全身で止める
  • かかとを下げる
  • 体重を乗せられるようにする

 

解説していきますね。

 

 

手綱を短く持つ

 

当たり前ですが、手綱は短く持ちましょう。

 

どんなに体勢が整ってた所で、指示が伝わらなければ馬は止まりません。

 

この時、肘を体に付けた状態で長さを変える人がいますが、初心者のうちはあまりオススメしません。

 

肘を付けたまま乗ってると、ブレーキで手綱を引く時、体より後ろに腕や肘が行ってしまいます。これでは力は入りません。

 

綱引きをする時って、皆さん腕を前に伸ばして、体重を乗せて引っ張りますよね。

 

常に前ならえ状態で持てとは言いませんが、ブレーキの時だけは、体より前で手綱を短くしましょう。

 

 

ブレーキしたい時だけ踏ん張る

 

常に踏ん張っていたら、馬はそれが普通なのか、常にブレーキと言われているのかが分かりません。

 

結果、「お前が動くなって言ったんじゃないか」と動かなくなったり、「きっとこれは、ブレーキじゃないんだろう」と、走って止まらなくなったりします。体に力を入れるのは、ブレーキの時だけにしましょう。

 

楽にしている時と踏ん張った時との差が大きいほど、馬からしたら強いブレーキに感じ取れます。

 

95が100になっても良くわかりませんが、20から100になったら大きい変化ですよね。

 

体を固めて、このメリットを使えないのはもったいないですよ。

 

 

一つのパーツに頼らず全身で止める

 

例えば、腕って5個のパーツがあります。

 

指、手首、肘、脇、肩まわりです。

 

初心者の方の多くは、ブレーキと言われても「脇を締めて肘を引く」しか出来ません。そのようにしか教わってないからです。

 

でも、緩めてた指を握りしめる、拳を巻き込む、肩甲骨から引っ張るなど、使えてないパーツってけっこう存在するんですね。

 

10の力でブレーキしたい時、肘だけで10を出すのは大変です。

 

ですが、全身で受け止める意識をしたら、それぞれの筋肉に分散出来ます。

 

腕で言ったら指2、手首2、肘2、脇2、肩2で、全部出したら同じ10は出せるんです。

 

この方が筋力的にも楽ですし、体も使えて運動に効果的ですよ。

 

 

かかとを下げる

馬が引っ張り返してくる時って、多くの場合が前方斜め下に首を伸ばします。一番大きく伸ばせますからね。

 

なので、自分の骨格を利用したいなら、その方向に逆らうように体を残せばいいんです。

 

となると、体を後ろに残し、足は斜め下の力に耐えられるよう、少し前目に踏ん張る事になります。

 

ただ、この時足を前に出しちゃうと、鐙が下方向に踏めなくなり、外れてしまうんですね。

 

鐙を踏みしめながら、でも突っ張るように踏むためにはどうすれば良いか。

 

ここで、かかとが出てくるんです。

 

鐙に体重を落とした状態で前からの力に対抗しようとすると、必然的にかかとは下がります。

 

ぜひ覚えていきましょう。

 

 

体重を乗せられるようにする

 

僕たち人間って、大人になれば、女性でも40キロ前後はあると思うんですよ。

 

ということは、この体重をしっかりかける事が出来れば、少なくとも僕たちって体重分は馬の引っ張りに耐えられるんですね。なので、上半身を後ろに倒して体重を残す方法が、ブレーキには役立ちます。

 

この時に気を付けてほしいのが、体を「反らす」ではないという事です。

 

あばらから上だけが後ろに倒れてても、骨盤が前に残ってたら、僕たちは前に持ってかれます。体ごと後ろに引きつけないといけません。

 

イメージとしては、すごい固くて重い車のハンドルを、まっすぐ自分のお腹に引き付けてるような感じです。

 

肩とお尻をその場に残し、背骨の中央から体を後ろに引き付ける事で、前にも重心が流れず、胴体から体重をかける事が出来ますよ。

 

 

まとめ

 

今回は、芯を持ったブレーキについて解説しました!

 

馬に乗る上で一番大事な事が、100%止められるという安心感です。

 

「いつ走りだすかわからないし、走ったら止められない」という方と、「確かにいつ走るかは分からないけど、走ったら走ったで止められるよ」という人では、その他のことに頭を割ける余裕が違います。

 

初心者の方や、馬が怖いという方は、まずはこのブレーキを覚えましょう。

 

しっかりブレーキをかけられるという事は、しっかり重心を落とせるという事です。

 

後々走ったりする時にも、絶対役立つ項目です。

 

分からない事があれば答えるので、頑張っていきましょう!

 

ご覧いただき、ありがとうございました!

 

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