馬事公苑リニューアルオープン記念イベントの感想と、施設紹介(2023年11月3~5日)

2023年11月3日(金祝）から5日(日）にかけて、馬事公苑でリニューアルオープンイベントが行われました！　

東京オリンピックの開催に伴う改修工事のため、2017年1月から休苑していた馬事公苑。オリンピック本番の際は完成していた一部のみの公開でしたが、今回は工事も終わり、全面の公開となりました！今回はイベントのレポートと、リニューアルした馬事公苑の施設紹介をしていきたいと思います！

屋外設備の紹介

こちらはメインアリーナ。2021年の東京オリンピックもここで開催され、私たちに感動を与えてくれました。馬場には砂の他にフェルト生地やファイバーなどが混ぜられた素材が使われており、排水性を保ちつつグリップ力も保てます。私は海外の馬術競技場の馬場を見た事がないのですが、解説者の方が言うには、世界で3本の指に入る素晴らしい馬場のようです。

メインアリーナから通りを挟んで向かい側には、一面の芝生エリアが広がってます。開放感があって、とても気持ち良い場所でした！無料かつ一般開放されていたイベントというだけあって、乗馬を趣味にされている方以外にも一般のご家族の方が多数いらっしゃっており、シートを敷いてピクニック気分を満喫されてました。天気も良かったし、馬も居るし、自然は豊かだし。自分も近隣に住んでいたら、毎日でも来てしまいそうです(笑)

メインアリーナ以外にも馬場や放牧地は所々にあります。競技中は待機馬場などに使われるのでしょうか？それでも経路は回れそうな大きさはありました。体験乗馬に使われていたためインドアアリーナ内の写真は撮れていないのですが、こちらも大きな馬場になっていて、通気性に優れた馬場になっているようです。

こちらは走路です。イベントでは流鏑馬を披露していましたが、残念ながらその時間には到着できず、私は見ることが出来ませんでした。馬事公苑はJRAの施設のため、引退競走馬や現役競走馬も入厩する事があり、その時に運動コースとして利用されるのだと思います。こちらもとても良い馬場でした。

こちらは走路を挟んだ奥に広がる武蔵野自然林になります。先程まで最新設備の馬場や施設があったのに、同じ敷地内にこのような豊かな自然が広がってるのに驚きました。

競走馬の調教施設であるトレーニングセンターには、逍遥馬道という馬の心身のリラックスを目的とした森林コースがあるのですが、こちらもそのような意図があるのでしょうか？何にせよ、その効果は絶大だと思います…！

あんな所や

こんな所にも馬がいる、馬好きにはたまらない施設でした！機会を見て、何度もお邪魔したいです！

屋内施設の紹介

屋内施設、といっても私が入れたのはメインオフィスだけですが、そのメインオフィスが素晴らしかったので紹介します！写真はとても綺麗な外観になります。「JRA」というロゴを見るとテンションが上がってしまうのは、競馬好きの性でしょう…(笑)

入口の近くにはこのような石碑があり、

とてもありがたいお言葉が書かれていました。馬に関わる人間として、胸に刻んでおきたいです。

見学出来たのは一階だけでしたが、入ってすぐの所で乗馬シミュレーターの体験をしていました。てっきり乗馬倶楽部銀座様（銀座にある、シミュレーター専門の乗馬クラブ様）がイベント期間のみ出店されてるのかと思っていたのですが、パンフレットによるとその後も施設のどこかには置かれるようです。私も体験してみたい…！

保育スペースもありました。外にも遊具がありましたし、馬事公苑はお子様連れの方への配慮も盛り沢山です！

一番驚いたのがこのスペースです。日本だけでなく世界も含め、数多の馬の専門書や馬術書が並べられていました。これまで読んでみたいなーと思いながらも、高価だったり絶版になっていたりで手が出なかった本がこんなにも揃ってる…！と、馬の論文で大学を卒業した身としては興奮を隠せず(笑)　販売用の書籍ではないと思いますが、イベント期間中だからでしょうか？私が見学していた時は、一般の方が手に取って読んでいても問題なさそうでした。改めて、毎日でも来たくなります…！