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そんなに大変?馬の鼻血について、原因や症状を解説!

こないだ、馬が鼻血を出してたのを見たよ!あまり聞かないけど、大した事ないの?

 

そんな疑問にお答えします!

 

馬の鼻血は、意外と大きなトラブルの1つです。今回は馬の鼻血、「鼻出血」について解説しますね!

 

MEMO
記事の最後には、同じ内容を解説した動画もあります!youtubeでも馬の知識を届けてるので、興味がある方はチャンネル登録をしていただければ幸いです!

 

 

鼻出血とは?

 

馬の鼻血の事を、鼻出血と言います。

 

症状自体は、僕たち人間の鼻血と変わりありません。ただ単に鼻から血が出るだけです。

 

ただ、人間と大きく違うところが2点あります。

 

1つは、鼻呼吸が出来なくなったら馬は死んでしまうという事。もう一つは、出血してる場所が鼻ではない事ですね。これが、馬の鼻血が大事になる理由です。

 

 

鼻呼吸が出来ないと、馬は死んでしまう

 

実は馬は、口呼吸が出来ません。その大きな鼻での呼吸だけで、人間よりはるかに大きい心臓や体に酸素を送り込んでいます。

 

そのため、鼻の中に鼻血が溜まってしまうと、全く呼吸が出来ない状態になります。特に運動中の場合、最悪死にも繋がってしまう事もあります。

 

 

出血してる場所、鼻ではない

 

鼻出血という名前から、鼻からの出血をイメージしますが、実は出血してるのは肺なんです。

 

なので、鼻からは少ししか血が出てなくても、実は肺からの気道は真っ赤だったという怖い事も有り得ます。だから、発見した段階ですぐ止めるんですね。

 

出血自体も、どこかにぶつけてしまったという外傷性のものと、粘膜から出血する内出血があります。

 

競馬で有名なところだと、オルフェーヴルという馬や、ウォッカやリアルスティールといった馬が、鼻出血を発症しています。

 

乗馬の競技に出る馬も含め、発症した段階で全力は出せません。命の危険も出てくるとなると、だいぶ深刻なトラブルの一つです。

 

 

なぜ、鼻出血は起きるのか

 

ではなぜ、鼻出血が起きるのでしょう?

 

残念ながら正確な理由は分かっていません。

 

競走馬は運動中とてつもない心拍数や血圧になっているため、血液が血管を破ってしまうという説もありますし、

 

本気で走っている時は無呼吸状態なので、肺を膨らませたまま運動をした結果、筋肉の圧で血管が破れて発症するという説もあります。

 

競走馬や乗馬の競技馬は本番用に高カロリーな餌を食べているため、それが血圧などを上げてしまうという仮説や、

 

人間と同じようにもともと粘膜が薄い馬が発症してしまう事もあります。

 

確定で「これ!」と言える物はないんですね。

 

また、暑い時期だと暑さから心拍が上がり、運動をしてなくても発症する馬もいます。意外と身近なトラブルなんです。

 

 

どうしたら防げるのか

 

最近はこういった事情から、栄養はあるけど血圧を上げないサプリメントなどの開発も進んでいます。

 

また、質の悪いエサに生えたカビが原因という意見もあり、餌の質や保管の基準を見直す工夫も業界内で進んでいます。

 

ですが、乗馬でも競馬でも、あいにく馬は走ってもらう事で活躍をしています。

 

最も確実なのは、強い負荷をかけた運動をしない事なんですが、なかなかそうもいかない事情もあるでしょう。

 

そのため馬業界では、鼻出血を発症した馬に、強制的な運動停止を命令する事があります。

 

競馬の場合、鼻出血を発症した馬は、その段階で1か月間レースへの出走停止が命じられます。2回目は2か月、3回以上の馬は3か月以上間を開けなければ、レースに出る事は出来ません。

 

海外には、2回目の鼻出血を発症した場合、永久にレースへの出走は禁止というところもあるみたいですね。

 

乗馬の場合は明確な規定こそありませんが、基本的に運動は中止、安静と判断されるでしょう。

 

 

まとめ!

 

今回は、馬の鼻血についてお話ししました!

 

先程も書きましたが、暑さから発症する馬も居るんですね。怖い話ですが、乗馬クラブなどに通われてる方は身近で起きる可能性があります。

 

正直、発症したからといって僕たちでどうにかできるものではありません。この話を聞いた所で、何か出来るかと言われても難しいでしょう。

 

ただ、乗る前や乗った後のケアをし、馬を休ませる事は出来ると思います。

 

身近に起こるトラブルを知る事で、落ち着いた対応をしてもらいたい。そのために今回の記事を作りました。

 

ご覧いただき、ありがとうございました!

 

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