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馬が好きな食べ物は?あげて良い餌、駄目な餌、餌全般を解説

馬におやつをあげたいな!何ならあげて良いの?あげる時って、何か注意した方が良いの?

 

そんな疑問にお答えします!

 

インストラクター時代、ニンジンを持ってくる方をよく見ました。わざわざ馬のために小さく切って持ってきてる方も居て、本当に有難かったです。

 

今回は、馬にあげて良いものやいけないものの紹介だけでなく、馬の餌全般について解説します!興味がある方はご覧ください!

 

MEMO
記事の最後には、同じ内容を解説した動画もあります!youtubeでも馬の知識を届けてるので、興味がある方はチャンネル登録をしていただければ幸いです!

 

 

餌の種類

 

馬の餌には、大きく分けて3つの種類があります。

 

  • 粗飼料(そしりょう)
  • 濃厚飼料
  • 補助飼料

 

解説していきますね。

 

 

粗飼料(そしりょう)

 

メインの食事になります。

 

馬は常にお腹に何かを入れてないと、胃や腸などの消化機能に支障が出てきます。なので、常に食べてられるものが必要なんですね。それが粗飼料です。

 

 

主に草ですね。野生の馬がずっと草を食べてる代わりになる物です。

 

チモシー、アルファルファ(ルーサンとも言います)が、よく食べられてます。

 

 

四角に固めたヘイキューブや、

 

 

発酵させたサイレージというものもあります。どんな食事をさせたいかで、どれを選ぶかが変わります。

 

粗飼料は、栄養価は低いんですが食物繊維が豊富です。

 

また、馬の腸は人間と違い、食物繊維を栄養に変える事が出来ます。だから草だけ食べても大きくなるんですね。

 

実はペットとして飼われているうさぎやモルモットも、同じ草を食べてるんですよね。ちょっと驚きました。

 

 

濃厚飼料

 

炭水化物や脂肪といった、筋肉を動かすエネルギーを補充するための餌です。

 

 

そこらに生えてるわけではないので野生の馬は食べませんが、人を乗せて走るアスリートの馬用です。

 

生活に必要な栄養を粗飼料からとり、運動に必要なエネルギーを濃厚飼料からとると思ってくれたら良いでしょう。

 

 

補助飼料

 

粗飼料や濃厚飼料では足りない栄養を補充するための餌です。

 

ペレットやサプリメントなどですね

 

ニンジンやリンゴ、油粕、おやつのクッキーなど、メインの食生活には影響しない餌もこれにあたります。

 

だからといってあげすぎると疝痛の原因になります。有名な競走馬の中には、ファンがおやつをあげすぎた事が原因で腹痛を起こした馬もいます。気をつけましょう。

 

 

餌の食べさせ方

 

馬の胃は、どんなにたくさん食べてもちょっとずつしか吸収出来ません。

 

一度に大量の餌をあげても、消化しきれないままボロ(うんち)になるので、細かい量を頻繁にあげるのが望ましいです。特に粗飼料は、そのための餌として考えてくれれば良いでしょう。

 

個人的には、常に餌を入れておくネットなどを小屋に用意しておくと良いと思います。そうしたら踏まれませんし、いつでも食べれますからね。

 

 

一気に餌をあげると、疝痛になってしまいます。人間で言う腹痛です。

 

たくさん食べた餌がお腹の中で膨らんだり発酵してガスを出したりすると、疝痛を招きます。注意しましょう。

 

また、年をとった馬などには、水でふやかした餌(ダボ飼い)をあげるのも方法です。食べやすいですし、消化に良くなります。

 

ですがダボ飼いはとても消化が早く、体内に餌が無い時間の方が多くなると、それはそれでエネルギーが足りなくなります。

 

善意であげた餌で痩せてしまわないよう、あげる回数や量は、詳しい人の意見を聞きましょう。

 

 

食べさせる時の注意点

 

餌を食べさせる時も、いくつか注意点があります。

 

  • 運動の前後には与えない
  • きれいな水を飲める環境を
  • 塩分をしっかりとらせよう

 

解説していきますね。

 

 

運動の前後には与えない

 

内蔵ではなく筋肉に血液が流れてしまうため、消化が上手く行かず、疝痛の原因になります。

 

ご褒美くらいなら大丈夫かもしれませんが、メインの食事の時間もちゃんと確保しましょう。

 

 

きれいな水を飲める環境を

 

馬は腸の流れを良くするため、とてもたくさんの水を飲みます。そうしないとチクチクした草が詰まり、疝痛などを起こしてしまいます。

 

常に水を飲める環境を作っておきましょう。特に夏場はバケツの数を増やし、自動であげている施設は機械が壊れてないかの確認をお願いします。

 

 

塩分をしっかりとらせよう

 

たくさんの栄養を与えても、塩分がなければ意味がないと言えるほど、馬の体作りには塩分が大事です。

 

僕が競走馬の育成をしていた時、同年代の倍近くの餌を与えてるのに全く体が大きくならない事がありました。なぜかというと、わしづかみであげるはずの塩を一握りと勘違いしていたからでした。

 

疲労回復だけでなく、筋肉やエネルギーの活性化にも塩分は役立ちます。チモシーやアルファからも多少の塩分はとれますが、気になるようなら馬用の岩塩をぶら下げておいてあげて下さい。

 

 

あげて良いもの駄目なもの

 

ここからは、馬にあげても大丈夫なものやあげてはいけないものについて、解説していきます。

 

 

馬にあげて良いもの

 

基本的に、果物はほとんどあげても大丈夫みたいです。ただ、種や芯は取り除いて下さい。

 

にんじんやリンゴは、昔から馬の好物だと言われてますね。意外と酸っぱいのも大丈夫なのは驚きです。

 

 

あげてはいけないもの

 

主に、ニンニク、ネギ、チョコレートなど、刺激の強い野菜はあげてはいけません。

 

また、アボカドやジャガイモなどはどうやら馬にとって中毒性があるらしく、ダメみたいです。

 

キャベツやブロッコリーの芯は、実際にあげているのを見た事があったのでびっくりしました。どうやらお腹の中にガスが溜まる原因になるみたいです。

 

 

まとめ

 

今回は馬の餌について、全般的に解説をしていきました!

 

ここでは紹介しきれないものも沢山あり、餌の世界は奥が深いんだなと改めて感じます。

 

競馬の調教師や、オリンピックレベルの馬づくりをしている方は、どの食材にどれくらい栄養があって、この馬の筋肉量なら~といったとても難しい計算をしたうえで、餌を作っています。

 

運動、休息、食事を全部管理して、初めて良い馬作りが出来るんですね。いやはや、恐れ入ります。

 

だからこそ栄養バランスを変えられたくないという管理者の方も居て、そういった方が運営する施設では、馬におやつをあげるのを禁止している事もあります。 

 

多くの施設は歓迎してくれると思いますが、もし断られた場合も、しっかり栄養管理されてるんだなーと思いましょう。

 

ご覧いただき、ありがとうございました!

 

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